李騰芳古屋敷:桃園県唯一の二級古跡。
場所番地:月眉路15号
歴史由来:およそ、清朝の咸豊十年(西暦1860年)から構築し始め,同治三年(1864年)までに正式に落成。
   

◆  李騰芳 氏は元の付生(秀才の地位よりやや高いの科挙の官位の順である)から捐貢生に昇格した後、科挙での勝利ぶりと喜びを誇示するため、大屋敷;(巨大な豪邸)を建てた。月眉に居た李家の祖先は、およそ清朝の雍正の年代に台湾に移民をした。
その後、転々とした後に大渓の月眉に遷入した訳である。李騰芳 氏の父親である李炳生 氏は、商業を営んで徐徐に大渓の富商紳士になった。李騰芳 氏は咸豊六年(西暦1856年)に秀才の試験を合格し、九年(1859年)元の付生から捐貢生に昇格した。その後さらに同治四年(1865年)福建省に郷試に参加し、挙人に合格した。
三年後(1868年)さらに内閣中書に昇格した。大渓の地名も、これによって、
元の「大姑陥」から「大科かん」に改名された。現在では李騰芳古屋敷を修繕する作業が施されている真最中である。
   

◆  李騰芳古屋敷は、多保護龍式(建築物の屋根や垣の上に龍の形のような飾り用保護龍が施された工法である)的な三合院式のみん南邸宅建築である。三合院に四合院を加えて、左三護龍、右四護龍から成り立っている。
ザイザンされた建築物全体の配置が完璧である。主建築物の規模は両脇の四護龍、それと全体配置の中で、ひとつ明確的な中軸線があり、庁堂と門庁は、中軸線の上に配置され、それを使って、二本の護龍と共同で中庭を囲むような形で本建築物の核心に形成させている、各空間の配置は尊卑の順にしたがって、外部へ徐々に下がっていく、極めて当時の家庭倫理に符合している配置である。

◆  本古屋敷は、全体建築の着眼点が四合院を基礎とし、主建築物以外になお、内広場;、外広場;及び四合院の壁がある。使用された建築材料は、煉瓦、砂岩、土から切り取った煉瓦の壁が主である。屋根の瓦は黒色になっている。

◆  門庁と後方の庁堂ないし書斎は、五品の官位を代表する尾高型の屋根の背骨が見えることである。両脇には馬の背に乗ったような形で造られた護龍がある。
装飾について、如何なるどころから棟梁やデイザンされた垣の形から壁面、門の扉、デザインされた窓の図形などに皆が荷の花,石榴.金色の瓜.
パイナッブル.桃.蝶々.蜜蜂等各種の花草及び吉祥物の彫刻と飾り物が満遍なく見られることである。これらの作品は浮き彫りや透かし彫りなどの技法を論外としても、すべて一流の傑作である。その作品群の精美さと華麗さから精緻な技法で細緻的な純朴さが帯びている渾然たる閩南式建築の人文の美が窺わせることができるようになると同時に家族の発展と栄光を象徴するデザインも、多子多孫の願いが織り込められている。



 

◆  李宅の前方には、一目で見渡せる広さがあり、光線が満遍なく照りいれることができるし、院門外に半月塘(半月型の風水池)、いわゆる「案前池」がある。これは、財を招き、及び水を取る意味を象徴することがあり、魚を養殖するか、あるいは休閑する功能がある。玄関を入ると、挙人の官位を象徴する二セットの杵石台がしっかりとした感じで大広場のところに据えられている。大広場の位置から正面庁堂の間にまた、一つ壁があり、内広場の区切りを明白にした。正面庁堂のドアの上に「大夫第」の掛け額があり、その両脇のドアから天井に入ると、真最中の庁堂には、「文魁」と言う両文字が書かれた掛け額が高く掛けられている。堂内には李氏一族の祖先の霊を祀る牌位があり、李宅全体の景観から、親族の尊卑順位を尊守されている秩序が強調的に呈されていることを窺わせることができ、自然環境に合わせて、家族観念が重要視にされ、象徴できる語彙も頻繁に使わせる伝統精神があることを知ることができる。


◆  本古屋敷の外広場;護龍前に一軒の建物のドアの上には「奎壁聯輝」という字が書かれた掛け額があり、これは今までに言い伝えて来た話によると李騰芳氏は挙人になる前に読書をした場所であった。この独特的な一軒屋の建物は、他の宅院とは風格が全然違った訳で、おそらく李氏一門は李騰芳 氏がこの一軒屋で猛勉強されたことを記念するためにわざとこの屋敷を保留した訳があったのではと推測されている。



 
◆  李宅にある木彫り工芸品の数は多くだけではなく、彫り技法も超一流のレベルに達している。門庁前の凹凸部分には本建築物の門面であり、彫刻芸術が展示される場所にもなることである。ここには、各種の花草鳥獣の彫刻の線形が柔軟の美を表現し、細緻及び雄渾たる風格が兼備されている、極高い芸術の域に達していることである。
このほか、李騰芳本人が書画に精通しているし、その故、宅内には書画の装飾品の数は相当な数がある。

   李宅は壁面に白色と煉瓦のような紅色が主であるほか、黒色を多用にし、これこそ、三品から九品までの官位を象徴することである。黒色の壁面には、小面積の深紅色、金、青、緑等の色がポツポツと飾らせている。こうした典雅さ、ないし純朴さ、また官邸の気迫さも兼有されている。李宅全体に文人の風格が表わした書斎の香りが漂わせるほか、さらに一種の威厳たる迫力も感じられている。